ビリーフとは、どんな意味かご存知ですか?
- パートナーと上手くいかない
- 仕事がつまらないし、辛い
- 毎日嫌なことばかり
- 生きていても楽しいことなんて何もない
こんな風に感じること、誰でも一度や二度はありますよね。
私もパートナーと上手くいかないことで、長く悩み続けていました。パートナーに不満を感じ、一生懸命相手の欠点の理由を探っていました。
彼の幼少期が悪かったんじゃないのか?
彼のお母さんが子育てを失敗したから、彼はあんなに冷たい言い方をするんじゃないのか?
こんな風に思っていたし、相手ばかりでなく、もちろん自分のことも責めました。
だけどどれもこれも、私が勝手に作り上げたビリーフが元となったストーリーだったと、今ならわかります。
彼のここが悪い、私のここがダメだ、と考えていたのは、ただの妄想であり、私が持っていたビリーフが原因でした。
自分が妄想ストーリーを作り上げているビリーフに気がついたら、それまで悩んでいたパートナーシップは解決しました!いえ、正確に言うと解決はしてないけど、問題ではなくなりました。
自分がいかに、ビリーフを原因とした妄想をしながら生きているかに気がつくと、パートナーシップだけではなく、それまで問題や悩みだと思っていた仕事とか対人関係についても、全て問題ではなくなりました。
この記事では、ビリーフとは私たちの問題や悩みを作っていることについて書いています。人生が辛くてつまらないと思っている方は、自分が毎日どれほど妄想をしながら生きているか見つめてみませんか?きっとすぐに世界が変わりますよ。
こんな方におすすめ
- ビリーフとはなんなのか知りたい
- ビリーフの意味を理解したい
- 人生が生きづらいと感じている
Contents
ビリーフとは。まずは意味を知ろう
ビリーフとは、誰もが持っている『思い込み』のことです。
ビリーフの意味は「信念」となります。
私たちは子供の頃からの経験・体験により、さまざまなビリーフを抱え込んでいるのです。
例えば、
「私は優秀な人間だ」
「私は愛されて当然の存在だ」
「私はいつも大事な時に失敗をする」
「私はおっちょこちょいだ」
「お金は怖いものだ」
「お金を稼ぐためには時間を削らないといけない」
「妻とは家事も育児も完璧にできるべきだ」
「子供は親の言う事を聞くのが当然だ」
「東京は危ない街だ」
などなど、自分の性格や行動の傾向や、他人の言動、人間関係、物質の扱い方、土地の風習や雰囲気に至るまで、ありとあらゆるビリーフを持っています。
ビリーフとは悪い意味だけではない
ビリーフとは、決して悪い意味だけではありません。
良くも悪くもないのですが、生きにくさにつながるようなビリーフは、見つけて手放していくことで心が軽くなるでしょう。
例えば
「私はいつも周囲の人に大事にされる」といったビリーフなら、そのまま持っていても問題はなさそうです。
ですが
「私はいつも仲間外れにされて虐げられる」といったビリーフがあると、そのような現実を引き寄せてしまうので、手放した方がいいのです。
または
「私はいつも大事なところで失敗する」などのビリーフがあると、それを実証するために本当に大事なところで失敗をしてしまいます。
そしてさらにこのビリーフを強固にしていくのですが、そんな負のスパイラルは不要ですよね。
ビリーフは真実味を増していく
ビリーフは、あたかも真実のように思える内容に仕上がります。
しかもそのビリーフを持っていることで、それが正しいと言わんばかりの事柄も起きてくるのです。
私が「夫は幼少期に愛情不足で育ったから性格が悪い大人になった」と思い込んでいたので、夫はその通りの性格の悪い人間になっていました。
ますます夫は怒りん坊になり、夫婦がうまくいかなくなる…私はさらに思い込みを強める…夫は怒り続ける…そんな負のスパイラルに陥ってしまいました。
嫌な出来事の原因を探っても、ほとんどがビリーフ
私たちは何か嫌な出来事があったとき、なぜそうなったのか原因を探ろうとします。
原因がわかって、嫌なことが嫌でなくなるのなら良いことではありますが、ただ自分や相手を責めて終わることも少なくありません。
例えば私の体験談で言うと、私は夫に怒られて悲しい気持ちになったとき、なぜ怒られたのか毎回原因を探していました。
だいたい私の掃除がちゃんとできていないのをきっかけに、夫は怒り始めました。さらに夫は私がどれほど家事をできていないかを責めてくることがよくありました。とても嫌味っぽかったり、正直すごい性格が悪い男だと思ったものです…
私は「夫がなんでこんな怒りっぽい性格なの?」と、よく考えていました。
お義母さんは夫の幼少期に、きちんと愛情を注がなかったんじゃないのか?だから彼は嫌味っぽい性格になったんだ。
なんてよく考えていたものです。実際にお義母さんは、よく怒鳴る人なので、私は余計に子育てに問題があったんだと確信していました。
だけどこれは私の想像で考えたことです。はい、完全にビリーフです。
ビリーフが真実になる世界
この世界には、鏡の法則という宇宙の法則が働いています。これはこのブログでいつも書いていることですが、私たちの内面が外側の世界に具現化される、というものです。
私たちが、心の中で「夫は性格が悪い」と思い込んでいたら、夫はその通りに具現化されます。
だから単純に考えたら、「夫は優しい」と思い込めば、優しい夫として具現化されるというわけです。
私たちはたくさんの思い込みをしながら生きていて、思い込みが世界を作り出しているんですね!
嫌なことがあったときは、ビリーフを見つけるだけでいい
嫌なことがあったとき、人生がうまくいかないとき、私たちは原因を探って解決する必要はありません。
ただ、ビリーフに気がつくだけでいい。
では、どうやって思い込みを見つけるのか?という話ですが、その方法は今の感情を感じるだけです。
例えば私が夫に怒られていた話では、私は怒られたときにどう感じていたのか見ていきます。
夫に怒られると、悲しいし悔しい。この悲しさと悔しさを感じていると、「どうせ私が悪いんでしょ。」という言葉が浮かんできました。
いつもどうせ私が悪い。だから私は怒られる。
こんな思い込みが、強く私の心にはありました。なんとも悲しい思い込みです。
なぜこんな思い込みを抱いてしまったのかはわかりません。それは探る必要はないんです!
ビリーフを抱いたタイミングは幼い頃かもしれないし、過去生かもしれないし、記憶のない胎児のときかもしれません。
でもタイミングを探して書き直す、なんてことはしなくても、気がつくだけで大丈夫。それだけでガラッと出来事が変わります。
問題解決方法は感情を感じればいい
感情を感じた先にある思い込みに気がつけば問題や悩みがなくなる。ということをこの記事では書いてきました。
問題が起きた時に「出来事の原因を掘り下げる」というのは現実的な作業のように感じるけど、ただの妄想になってしまうことがほとんど。
それよりも今、感じてることをじっくりと感じればいいんです。
- 怒っている
- 悲しい
- 苦しい
- ムカムカする
- イライラする
どんな感情を抱いていますか?
イライラするのなら、もっと思う存分にイライラしてみませんか?
感情は自然に湧き上がるものです。ただただ感情を感じ切ったら、感情の後ろにある思い込みが見えてきますよ。
そしてビリーフ気がつくだけ。それだけで世界は変わっていくのです!