いつからか人気が出てきた、新月の日の願いごと。新月や満月の時に願い事を書くことが習慣になってる方は、多いのではないでしょうか?
月は美しく魅惑的。まん丸の光り輝く月を見ていると、願いごとを叶えてくれそうな気持ちがしてきますね。
私は満月の日にはついつい長い時間、月を眺めてしまうときがあります。でも願いごとは特にしません。なぜなら、叶えたいことがあったら、新月などは関係なくいつだって願うから。
なぜ新月の日に願わないといけないのでしょうか?思い立ったら吉日。もっと自分のタイミングを信じてもいいかもしれませんよ。
Contents
なぜ新月の日に願いごとをするのか
そもそもどうして新月の日に願いごとをすると良いのか、その根拠をご存知ですか?
占星術に詳しい方は知っていると思いますが、月は潜在意識(無意識)の象徴ですね。そして健在意識の象徴は太陽とされています。そんな太陽と月が重なり合い、新しい30日が始まる日が新月の日なのです。
新しく始まるサイクルの1日目に願いごとをする、というのは流れ的に自然ですね。
さらに月は潜在意識の象徴であることから、意識を持った自分では叶えられない願いごとを無意識に託す、という意味合いもあります。
願いごとを書くということは自分を見つめる行為
願いごとを紙に書くとき、どんなことを考えますか?
自分は今、何が欲しいのか?
どんな人間になりたいのか?
などということをじっくりイメージしますよね。自分のことをゆっくりとイメージし、具体的な未来を想像する時間はとても大切な、自分を見つめ直す行為ですね。
なのにそんな時間を、月に一度、新月の時にしか作らないのはもったいない!そして違和感を感じませんか?
普段は何も考えないのに、新月は願いごとが叶う!欲しいものが手に入る!と聞いたから、新月のたびにせっせと願いごとを紙に書く。
それよりも普段から自分のことを考えて願えばいいのではないかなー、と思いませんか?
なぜこんなにも新月の願い事が普及したのか
新月に願いごとを書くと叶いやすい!と、たくさんの人が言ったり、専門の本も多数出版されていますが、どうしてこんなにも人気が出たのでしょうか?
それは、
楽に願いが叶うなんてサイコー!私も紙に書くだけで欲しいものをゲットしたい!
という私たちの小我をメディアに利用されているから。
実際に「新月の日の願いごとが叶った!」という方はたくさんいますし、それは嘘ではないと思います。
ですが、その叶った願いごとは、新月の日に願った数と、普通の日に願った数の比率を出せるわけではないので、新月の日に願ったから叶ったわけではないかもしれませんよね。
願いごとはいつしてもいい
願いごとをする=自分を見つめる時間・想いや考えを整理する時間、と私は考えているので、それは新月の日でなくてもいいのです。
むしろ、なるべく時間を作ってやった方がいい作業。
「さあ、今日は新月です。願いごとを紙に書きましょう!」
と言われて
「そうだ!今日は願いごとしなきゃ!」
ってやってるのだとしたら…踊らされすぎ!願いごとがあるならいつだって素直に願いませんか!
叶う願いごととは
さて、願いごとはいつしてもいい、と書きましたが、「なんでも願えば叶う!叶わないのは願いごとのやり方が間違ってる。」なんて言う人も多いですね。
たしかに願いごとは叶うものと叶わないものがあります。それは誰でも実体験の1つや2つあるのではないでしょうか?
では今までに叶った願いごとは、どういうものだったか思い出してみてください。そしてこんな風に考えてみたらどう思いますか?
あの叶った願い事は、私が願ったから叶ったのではなくて、未来にそうなることを知っていたから。
潜在意識はなんでも知っています。だから頭ではわかってなくても、潜在意識が知っていて、いつかこうなりますように!なんて思わせてるだけかもしれません。
100パーセント願いごとを叶えられる!と言っている人は、潜在意識からのメッセージを受け取るのが上手い人。未来にそうなることをキャッチしやすい人なのです。
叶いにくい願い事とは
欲から出る小我の願いごとは叶いにくいですね。エゴの願いごとと言ってもいいかもしれません。
ステキな彼氏が見つかりますように
宝くじが当たりますように
そんなふうに願っても、全然叶わない人はいったいどれほどいるでしょうか?
小我の願い事は、潜在意識からではなく、表層意識で考えていること。それは叶いにくい願い事なのです。
結局新月の日の願い事は叶うの?
これは詳しく書くとかなり長ーくなるので、このページでは簡単に書いてみます。
願い事は叶います。新月の日だから…などは関係なく。ですが叶う願い事は、自分が表層的に考えていることではありません。
叶う願い事は、自分が本当に思っていること。
例えば結婚したい!と思っていても、本当は結婚を望んでいない方は意外と多いのです。
表層的には、「もういい年だから結婚したい」などと考えていても、本当は心の底では「一人でいるのが楽だけど、将来が不安だから誰かに養ってもらいたい」なんて誰かにおんぶしてもらいたいだけだったりします。
それはそれで悪いことではないのですが、その本音に気がつかずに願い事を一生懸命書き続けても、本音と行動が一致しないので、願い事はなかなか叶いません。
そして、本当は結婚したくない、という願い事の方が叶っているのです。つまり願い事が叶わないということはあり得ないのです!
自分の本音を丁寧に見ないと、「いつまでも願い事が叶わない〜」と勘違いが続いてしまいますね。
潜在意識の声、本音を知りたい!と思ったら
では潜在意識の声や本音が聞こえるようになるためにはどうしらたいいのでしょうか?
それは、自分と対話する時間を持つことが大切です。
つまりそれが願いごとを考える時間になるとも言えます。だから新月に願いごとをすることについて、あれこれと書きましたが、願いごとを紙に書き出す、という行為自体は本当に良いことだと思っているんです。
だからこそ、新月の日だけにせずに、いつでも時間を作ってでもやればいいのに…と思ってしまうのです。
最後に自分と対話するときのポイント!
それはただただ素直になること。誰かにカッコつける必要もないのだから、自分には素直に心を開いて対話ましょう。
みなさんがより良い人生を送れますように★