たった今、生きにくさを感じている。
対人関係がうまくいかない。
こんな風に思っている方に、ぜひ知っていただきたいのが「鏡の法則」です。
スピココ自身、何年も悩んでいた夫婦関係の悪さは、鏡の法則を知ることで改善しました!だから、多くの方にこの法則を知って欲しいんです。
鏡の法則はとてもシンプルだけど、私たちの人生が幸せになるか不幸になるかが別れる、重要な宇宙の法則の1つです。この法則を知るだけで、人生はとても楽になりますよ。
Contents
鏡の法則とは
私たちの心が現実に反映される。それが鏡の法則です。
日常の中で起こる出来事、出会う人々、全ては私たちの心の中を映し出しています。嫌なことも、嬉しいことも、全部すでに自分の心の中にあることだからこそ、目に見える形で現れている。言葉で説明すると、ちょっと難しく感じるかもしれませんが、とてもシンプルな法則です。
以下で、わかりやすく説明していきます。
投影は鏡の法則の一部
「投影」とは心理学で使われる用語です。ご存知の方も多いのではないでしょうか?
自分のアイデンティティを守るために、目の前の人に嫌いな部分を転嫁し、責めてしまうような行為を言います。
対人関係の中では、常にこの投影は大なり小なり行われています。
わかりやすく具体例を出してみます。
投影の具体例1:子供に腹をたてる親
小学生の息子が、毎日宿題をなかなかやらない。いつもグズグズしていて、見ているといらいらして、ついきつく怒ってしまう。
これは、「宿題は素早くやらないとダメだ!」と思っている親の想いを息子に転嫁している例です。実は私自身が、やってしまっていることでもあります…
私は今までの人生の中で、以下のような信念を作り上げてきました。
自分が子供のときは宿題はすぐに終わらせる優等生だった。そしてそのことをいつも褒められていたから、グズグズするのはダメだ。
このような信念があると、この信念に反した行動を見たとき、とても怖くなります。そしてその怖さを感じたくないので、相手を責めたり怒ったりしてしまうのです。
グズグズしている息子を見ていると、とても不安になります。「そんなグズグズしてたらお来られるよ?ダメでしょ?」という風に。
だけどこれは私の恐れを息子に投影しているだけ。実際にグズグズして怒られるかどうかは、わからないことなんです。
投影の具体例2:嫌いな人を作り上げる
職場で働く同僚を見ているとイライラしてしまう。遅刻はするし、声は大きいし、行動が雑。つい影で悪口を言ってしまう。
これは、以下のような信念を持っている人の例です。
社会人は遅刻をしてはいけない
声が大きいのは周りに迷惑をかけるしはしたない
行動の1つ1つを丁寧にしないと親に怒られる
このような信念って、持っている人が多いと思います。社会人としてのマナー、とされているような内容ですね。
マナーを守ることは悪いことではありません。だけどあまりにも、「こうあるべき!」という思いが強すぎると、それに反した言動をする人を許せなくなってしまうのです。
投影の具体例3:ポジティブな投影
夫は繊細で優しい人だ。日常の中の些細な幸せを見つけるのが上手で、細かいところまで気を配れる大人だ。
投影はネガティヴなものばかりではありません。嬉しい投影もあります!
目の前の人の、「良いな、好きだな」と思う部分は、自分の中にすでにあって、認められている部分。相手を見て「繊細で優しい人」と思うなら、そう思う自分が「繊細で優しい」し、そのことを受け入れている、ということです。
心が映し出される世界
朝起きて鏡を見たとき、あなたの顔が鏡に写っていますね。寝起きでむくんでいたり、寝癖があるかもしれません。肌の調子が良くみえるかもしれません。
それと同じことが世界には起きているんです。
いつも他人から怒られる
→自分が自分を怒っていることが鏡に映る
いつも粗末な扱いを受ける
→自分が自分を粗末に扱っていることが鏡に映る
他人に嫌われることが多い
→自分が自分を嫌っていることが鏡に映る
こんな風に、自分が自分に対して抱いている思いや、扱い方が、鏡に写したかのように、他人を通して世界に現れます。
これはネガティヴなことだけではなく、ポジティブなことも同じです。
世界を見たら自分がわかる
ここまで書いてきたことを読んでいただいたら、世界が自分の心をどれほど映し出しているのか、わかってきたかと思います。
今の自分の状況、環境、対人関係を見ると、自分が自分に対して思っていることがわかります。
厳しい人たちに囲まれているとき、あなたはあなたに厳しい
世界には嫌いな人ばかりがいるとき、あなたはあなたを嫌っている
優しい世界にいるとき、あなたはあなたに優しい
世界に美しいものが溢れているとき、あなたはあなたの美しさを認めている
いまのあなたはどんな世界にいますか?どんな人たちに囲まれていますか?
よく関わる人を思い浮かべて、その人たちがどんな人なのか考えて見るとよくわかりますよ。
世界を変えたいなら自分を変える
世界は自分の心が写る鏡なのだから、嫌いな人がいたときに相手を変えようとするのは間違いだとわかります。
鏡を見て寝癖があったら、誰でも自分の寝癖を直します。鏡の中の自分の寝癖を変えようとはしないですよね。
もしも今、「誰かにいつも怒られて苦しい!」と思っているのなら、自分で自分を怒っていないか、考えてみてください。
もしも今、「あの人の〇〇が嫌い!」と思っているのなら、自分が〇〇をいけないことだと決めつけていることに気がついてみてください。
自分を変えたい!と思ったときは、実は無理に変える必要はありません。ただ気がつけばいいだけ。
「私が私を怒っているのかぁ」
「私は〇〇をダメなことって決めつけているんだなぁ」
そんな風に気がつくだけでok!
鏡を見て寝癖に気がついた後、あなたならどうしますか?
髪の毛を濡らしてドライヤーをかけて寝癖を直す
寝癖が目立たないようなヘアアレンジで誤魔化す
そのまま放っておく
どれもokですよね?こんな風に、世界という鏡を見て自分の思い込みに気がついた後、それを直さなければいけない!なんてことはないんです。
気がついたら、直すもよし、誤魔化すもよし、放っておくもよし。気がつくだけで、世界は面白いほどガラッと変わりますよ!
幸せになりたいなら、“今”幸せになろう
ここまで読んで、心が世界に映り出されるということが、なんとなくでもわかってもらえたかと思います。
誰もが「幸せになりたい」と思っていますが、幸せになるためには、たった今、心が幸せなら、おのずと世界に反映されます。
だから今、幸せになりましょう。
世界を変えようとするのではなくて、あなたの心が幸せになる方法を考えましょう!
自分に向かって「ありがとう。お疲れ様!」と声をかけたり、自分のために部屋の中を掃除するのも良いですね!
あなたが、今すぐ少し幸せになれることは、たくさんあるはず。自分のことは後回し…なんてせずに、自分ファーストでどんどん幸せな時間を増やすことが、幸せへの近道です。