こんにちは。
今日は身内のお葬式に参列してきました。
お寺で住職にお経をあげてもらっている間、お経を聞きながらいろんなことを考えていました。
お経と木魚などの響きって、心が落ち着き、瞑想状態になりますよね…
そんな中、静かになった心で魂について考えていました。
亡くなった後、魂はどうなる?
人は亡くなると魂はどうなるのか?というのは誰でも一度は考えたことがあると思います。
肉体は動かなくなり、日本では火葬してしまうので骨しか残りません。
そして
魂はどこに行くのか?
天国?もしかして地獄?
なんて色々心配をしてしまうことも、経験がある方は多いのではないでしょうか。
人が亡くなり、魂は一体どうなるのか…
それってまだ生きている私たちにはわからないことですよね。
亡くなった人と会話できる霊媒師や、特殊能力のある方はあの世を垣間見たり、霊と会話をしたりして、死後の魂の行方について情報を得て、本などでシェアされています。
でも実際のところ、それが本当に正解なのかはわからないことです。
だから、どの話を信じるのか
自分ではどうなると思うのか
他人の意見は参考にしつつ、自分自身で予想をしたり、情報の取捨選択をすることが大切ですよね。
私は、人が亡くなった後の魂は、いわゆるあの世に行くと思っています。ちなみに恐ろしい地獄はないと思います!
スピリチュアルカウンセラーで有名な江原啓之さんは、人は亡くなった後の魂はあの世へと行くけど、それは襖を開けて隣の部屋に行くようなものだと、何かの本に書いていらっしゃいました。
私はそれを読んだ時、なるほど、そんなものかもしれない。と感じました。
死は悲しい出来事ですが、この世とあの世は実はそんなに変わらない世界だという意見もあることから、隣の部屋に移るくらいの軽い移動なのかもしれません。
お葬式は移行のセレモニー
お葬式は死者をこの世からあの世へと送るセレモニーになるわけですが、家族や友人とお別れをする場です。
主に亡くなった本人よりも、この世に残された家族たちの心を整理するための儀式だと、私は考えています。
身内が亡くなれば残された人たちは寂しくて悲しいです。また、亡くなった人の人生は幸せだったのかなぁ?とか、苦しかったのかなぁ?などと思いを馳せるわけですが、そこには罪悪感が生まれがちです。
亡くなった人の近くで生活していた人ほど罪悪感を感じやすくなりますが、お葬式で無事に死者を見送り、参列者同士で会話をすることで罪悪感は和らぎます。
例えば今日のお葬式でも、親族たちは
「苦労はあったけど、もう安心して休んでね」
「充分頑張って生きたよね。おつかれ!」
などと亡くなった人の遺影に向かって言い合っていました。
亡くなる原因や場合によっては、悲しみに溢れるお葬式もあり、こんな軽い会話をできないことがあるのはよく知っています。
それでもお葬式は、やはり残された人たちのための儀式ではないかなぁと感じます。
お葬式に使われる紫は変容の色
お葬式の際にお坊さんが着るケサは、紫のものが多いですよね。
またお寺の中にある布物も紫色が大変多いです。
オーラソーマでは紫色は変容の色と言われています。変容をしている人、変容を間近に迎えている人、変容したいと感じている人がよく紫を好んで選んでいます。
ヤンキーも紫の洋服を好むことが多いですが、ヤンキーは子供から大人への変容をしている期間とも言えます。
死ぬというのは、この世の命をまっとうし、肉体を脱ぎ捨てて魂となり、次の世界の住人へ変容するタイミングです。
ですからお葬式に紫色が多用されるのは、変容を現す色としてぴったりなのですね。