先日、突然夫が本を貸してくれました。夫も私も本はよく読む方ですが、あまり共有はしません。私はスピ系の本をよく読みますが、夫はスピリチュアルを否定はしていないけど、さほど興味がないようです。
だから突然貸してくれてビックリ。しかもその本は、私も以前から読みたかった本で、さらにビックリ!!
それは「すべては宇宙の采配」という、青森県に住む、リンゴ農家の方の本でした。どなたのブログか忘れてしまいましたが、誰かがブログで紹介をしていて、私も読みたいと思っていたのでした。
「すべては宇宙の采配」あらすじ
あらすじは青森県に住む、リンゴ農家の男性が、それまでは無理だと言われてきた無農薬リンゴ栽培を始め、成功するまでのお話がベースです。
かつて、りんごはたくさん農薬を使って育てることが当たり前とされていたため、周囲の農家仲間や近所からは変人扱いをされたそうです。だけど、そんな白い目にも負けずに、家族で何年も頑張った結果、無農薬栽培を成功できました。
なかなかリンゴが実らず、家族は貧しい生活を強いられながらも、お父さんを応援する子供たちや、奥さん、奥さんの両親などとの関係が、温かくて感動します。
そんな農業のことが主軸となりつつも、本に書いてあるのは、半分以上は著者が子供の頃から遭遇してきた不思議な出来事についてです。
学生時代には、龍のようなものを見たり、農家になってからはUFOや宇宙人を見たり…スピマニアとしては、かなり興味を惹かれる内容でした。
読み終わった感想
まず読み終わった感想は一言、面白かった!です。龍や宇宙人のお話はスピマニアなら、よく耳にすることなので、そんなこともあるのだろう、と思いました。
全体的にあっさりと書かれてあるため、すぐに読み終えてしまいますし、信じられないような不思議なことも淡々と書いてあるため、逆に信憑性を感じます。
全体的に、著者の素朴な人柄が伝わってくる文章。とても読みやすいので、スピリチュアルに興味はあるけど、難しい本は苦手…という方におすすめの一冊です。
スピマニアではない夫の感想
夫は、この本をよく知っているユーチューバーが、面白いと紹介していたから買ったそうです。そして読んでみたら、「面白いと思ったけど、最後は予想と違う展開になっていた」とのことでした。
彼的には最後の方がよく理解できなかったらしく、もう一度読むと言っています。
ちなみに夫はスピリチュアル系の話については半信半疑なタイプ。全面的に否定はしないけど、肯定もできない…といったスタンスです。
この本はスピリチュアルな内容というよりは、農家のおじさんが体験した不思議な話、として書かれていたので、受け入れやすかったようです。
夫が理解できなかった最後の方には、著者の臨死体験が書かれてありました。確かにあっさり書いてあるので、時系列などがちょっとわかりにくい部分もありました。
スピココ的おすすめ度
★★★★☆
星4つです。読みやすさは満点。ですが、全体的に、広く浅い感じがしたのでマイナス1。マニア的にはもっと深い内容を知りたいのです。
具体的には、宇宙人と臨死体験についてもっと詳しく書いて欲しかったなー、と思っています。また、この本に書いてない不思議体験もたくさんあるのだろうと思われますので、その辺りも聞きたい!
著者の人柄が伝わる文章は、とても好感が持てますし、話題作りのために不思議話をするような人ではないことがわかります。きっと本当に、小さい頃から不思議な体験が多かったのだろう、と思いました。
著者の木村秋則さんは、現在は全国に講演をしていたり多忙なようですが、今もりんご農家を続けられています。
この本を出版後、何冊も本を出されていて、そちらの方が内容が濃厚そうなので買ってみました。まだ届いていないので、読み終わったらまたレポートを書きたいと思います!