先日、とあるカウンセラーを紹介してもらい、その方のお話会に参加しました。
その女性は、最近とても人気らしく、日本全国を飛び回りながらセミナーを開いたり、個人カウンセリングなどの活動をされているとのこと。
その方はチャネリングやインスピレーションを使い、クライアントの未来や現状を読み取るようでした。私の参加したお話会でも、参加者のエネルギーを見てアドバイスなどを伝えてくれました。
そこで私は、「今のままでは、あなたは旦那さんと離婚するか死別する!」と言われました!
そして「それが嫌ならセミナーを受けることを勧める。」とのこと。
私はびっくりしたものの、セミナーは受けませんでした。
ネガティブな未来予言は誰でも言える
私は以前から、ネガティブな未来予言をするカウンセラーや占い師のことは、あまり信用していません。なぜなら、それは誰にでもできることだからです。
例えば占い師に、「あなたは明日、大怪我をする。でも今、おまじないを唱えたら回避できるよ。」と言われたら、おまじないを誰でも唱えますよね。
そして実際に次の日になって、怪我をせずに1日を過ごせたら、「おまじないが効いたんだ!」となります。でも万が一、怪我をした場合、占い師に「あのおまじないでは回避できないくらい、強いものだった。」と言われるかもしれません。そしたら、占い師の予言が当たった!となるのです。
悪いことを予言して、その回避方を教えたら、本当にその予言が起きようが起きまいが、当たったことになってしまうのです。
ネガティブな未来が見えたとしても…
もしも本当に未来が見えるカウンセラーや占い師に、ネガティブな未来が見えることも当然ありえます。だけどその場合の言い方は人それぞれ。
「今のままでは大変なことになる。だから◯◯を買いなさい。」というような商売のやり方は、脅迫に近いものがあると、私は思っています。
脅迫とは言いすぎかもしれませんね。人の弱みに付け込んで物を売るのは、ビジネスや商売の基本です。
人の弱みに付け込む…と書くと、悪いことをしているようですが、世の中にあるサービスの大半は、足りないものを補ってくれるものです。人の弱みとは、お客さんが持っていないもの、欲しいものとも言えます。
だから私が参加したお話会を開いたカウンセラーも、商売上手とも言えます。
結局は人柄で選びたい
カウンセラーや占い師を選ぶとき、その方の力量も重要ですが、結局は人対人のやりとり。相性もあります。
私は怖いことを言って、脅すようなやり方をする人は好きではないので、例え腕が確かでも、やり方が気に入らなければ2回目に会うことはありません。
さらに、カウンセリングも占いも、行う人の心がかなり影響されるもの。クライアントの状態だけではなく、カウンセラーや占い師の状態もとても大切です。
たった今は売れている人だとしても、実際にその人が幸せそうで、満たされているのか。いつも疲れていたり、不安を煽るような話が多かったり、言動が雑だったり…その辺りをポイントに見るとわかりやすいですね!